前回の続きです。
その前に、ハンドルを外し忘れていたので(笑)、いったんローターを付けて、ハンドルを外しました。
もちろん、事前にハンドルを外していた場合は、この工程は不要です。
1) マグシールドのカバーを外していきます。
(写真ではハンドルが付いた状態ですが、写真を撮った後にハンドルに気付いた(笑))
2) マグシールドのカバー部分のプラスネジを両方外して、カバーを取り去った画像です。
逆転ストッパーが見えてます。
今回は逆転ストッパーは手を入れません。今のところ別に不具合がないのと、構造がやや複雑で、分解メンテしだすと時間がかかるので。ただ、逆転ストッパーは 3) の円柱型の部品とうっすら触れ合っているので、巻き心地に影響を与えていると考えられます。まぁ、この部分は、マグシールド以前と同様の作りですね。
3) マグシールド機構は、この3点の部品で成り立ってます。オイルはキレイに拭き取りました。
平べったい円盤型の金属の内側に磁石があり、円柱形の部品も磁気を帯びていて、両側からマグオイル(磁性流体)を引っ張り合っているという構図のようです。
MAGSEALEDと書かれた部品は、実は単なる土台です。
4) 逆転ストッパーも外します。ストッパーはネジ止めされていないので、持ち上げるだけです。
画像のこの部分は、理由があるのでまだ外さずに寝かしておきます。
くれぐれも、ここはまだ外さないように。
5) これからは、ボディを開ける手順になります。
先に、リールキャップを外します。ボディを開ける第一関門です。
6) どんどん進めていきます。
7) ボディのネジは四カ所あります。
そういえば、ドライバーにテープ巻いてます。以前の分解時に気付いたのですが、この場所のネジを外す時、このドライバーだとボディに干渉して、塗装がはがれそうだったので、保護するために巻きました。
余計なお世話ですが、いい結果のためには手間を惜しまないことが大切だと思ってます。
8) ボディのネジは、組み付ける際には同じ場所に同じネジを差しこめるよう、厳重管理しておいたほうがいいです。
場所をとってしまいますが、以下みたいに組み付け位置がわかるようにしておくと、迷わずに済みます。
9) ネジさえ外してしまえば、ボディはパカッととれます。
マスターギアが見えてますね。
まだマスターギアを触ってはいけません。
10) マスターギアとピニオンギアの噛み合わせ位置をマーキングしておきます。
普通のマジックでいいですが、油をある程度拭き取ってからでないと、書けません。
また、この後に清掃などするとかすれたり消えたりするので、適宜塗りなおししていきます。
見る角度でマーキング位置が違ったりするので、自分で見る角度を憶えておきます。
11) マーキングが完了したら、改めて 4) の輪状になtった金属を外し、ピニオンギアを少し回転させながら引っ張ります。
(画像は、あんまり汚れていたから拭き取った後になります)
今回はここまでで。
次回はマスターギア等の内部の部品を外して清掃を行う工程です。